ワンフロアで完成するシンプルな構造の平屋は、快適に過ごせるため人気の住宅スタイルです。最近では、1人や2人で平屋を建てるケースも多く、ライフスタイルに合わせた間取りを実現できるとして注目されています。
しかし、2階建てに比べて坪単価が高くなる傾向にあり、予算を超えることもあります。ローコストで新築の平屋を建てるには、建築費用を抑える方法やローコスト平屋のデメリットを把握しなければいけません。
そこで本記事では、ローコストで平屋を建てるポイントや間取り事例、注意点を紹介します。平屋を安い費用で建てたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
平屋の費用相場は?
まずは、平屋の建築費用相場を知っておく必要があります。
建築費用は使用する資材や採用する工法、工期などさまざまな要因で変動しますが、目安として2LDKで20~25坪の平屋の場合、約1,000万円~1,500万円が相場とされています。
坪単価によっておおよその費用が決定するため、坪数を抑えればコンパクトなサイズにはなるものの、費用を抑えることが可能です。一方で、坪数を増やすと費用が高くなりますが、広々とした豪邸のような間取りを実現できます。
ローコストで平屋を建てる際は、上記の費用相場を参考にしてみてください。
ローコストで平屋を建てる方法
ローコストで新築の平屋を建てる方法として、以下の4つがあります。
それぞれの方法について、以下を参考にしてみてください。
シンプルな間取りを意識して設計する
家の間取りを設計していくと、「あれもいい、これもいい」となって必要以上に部屋を設計したくなります。しかし、部屋数が多くなれば坪数も増えて、ローコストは実現できなくなるでしょう。
建築費用を抑えるには、シンプルで最小限の間取りがおすすめです。これによって延床面積や人件費を抑え、ローコストでも満足のいく平屋を建てられます。
シンプルな間取りを実現するには、廊下や部屋の数を減らすなど工夫してみましょう。
規格化された平屋を建てる
ハウスメーカーによっては、会社ごとの規格に合わせて施工するプランもあります。規格化された平屋は設計の条件がある程度決まっています。
事前の規格があるため、フルオーダーやセミオーダーの住宅に比べて費用を抑えて家づくりができるのが特徴です。打ち合わせも少なく、工期も短いため、素早く平屋に住めるメリットもあります。
設計やデザインの自由度は低くなるものの、一から間取りを設計する必要もありません。スムーズに平屋を建てたい方は、規格化されたプランも検討してみるといいでしょう。
標準的な設備を揃える
意外に費用がかかるのが、平屋に備える設備です。キッチンやトイレ、浴槽、空調などの設備の品質や性能にこだわると、費用がかさみます。
費用を安く抑えたい場合は、標準的なクラスの設備を選ぶのがおすすめです。一般的な品質や性能を備えた設備であれば、最低限の暮らしが送れます。品質や性能が低すぎると不便さを感じるため、標準レベルの設備を選ぶようにしましょう。
省エネ性能の高い平屋で建築後の費用も抑える
建築費用を抑えて設計した平屋は、建築後の電気代やガス代などが多くなってしまうケースがあります。また、メンテナンスの周期が早いと、その分費用が増えてしまい、結果として高品質の平屋と同じくらいの費用が必要になるかもしれません。
そのため、省エネ性能の高い平屋にする方法もおすすめです。省エネ性能が高い平屋は電気代やガス代の節約に向いていて、建築後の費用を抑えられます。設備のメンテナンスの周期も長くなるため、トータルでローコストとなります。
初期費用は高くなりますが、平屋に長く住む場合はメリットになる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。
ローコスト平屋の間取り事例
ここでは、ローコストで建てた平屋の間取り事例を3つ紹介します。
各施工事例について、以下を参考にしてみてください。
1LDK
シンプルな間取りで設計された1LDKの平屋です。コンパクトなサイズで、単身の方に向いています。建物本体価格も847万円で、付帯工事費も含めて約1,000万円で建てられます。
1人で快適に過ごしたい、趣味を楽しみたいという方には、1LDKの平屋がおすすめです。
2LDK
2LDKの平屋はお二人様や子育て世代、子育てを終えた方などに適しています。ゆとりのある空間が確保でき、快適に過ごせます。費用は約1,500万円かかりますが、規格化されたプランを採用したり設備グレードを下げれば、費用を抑えることが可能です。
3LDK
3LDKの平屋は延床面積が広いため、建築費用が高い傾向にあります。加えて家族などの複数世帯が暮らす場合もあり、設備の品質や性能にもこだわる必要があるかもしれません。
「もしかしたら必要になるかも」と思って部屋を設けると、ローコストを実現するのは難しいでしょう。3LDKの平屋の建築費用を抑えるには、廊下や部屋数を減らすなど間取りを見直すことが大切です。
ローコスト平屋を建てる際の注意点
ローコスト平屋を建てる際は、注意するべき点もあります。
3つの注意点について、以下で解説します。
耐震性や断熱性に注意する
家を建てる上で欠かせないのが、建物の耐震性や断熱性です。地震で倒壊するリスクがあったり、熱を逃がしやすい構造の住宅だと、安心できる暮らしは実現できないでしょう。
耐震性や断熱性を高める家づくりは、費用がかかります。しかし、ローコストで平屋を建てようとする場合でも、耐震性や断熱性にはこだわるのがおすすめです。長期的に住むことになるため、安全性や快適さは確保しておくようにしましょう。
メンテナンスが増えると負担が大きくなる
家で長く生活するには、定期的なメンテナンスが必要です。数年に一度点検すれば、早めに修繕して長期的に暮らせます。
しかし、メンテナンスの周期が早いと、その分修繕費は増えてしまいます。メンテナンスにかかる費用を抑えるには、平屋の品質や性能にこだわって設計することが大切です。初期費用はかかるものの、その後のメンテナンス費用を抑えられます。
最初に高品質の平屋を建てることで、メンテナンスの負担を少なくできます。
設計の自由度が低くなることも考慮する
平屋をローコストで建てるために、規格されたプランで設計する方法があります。建物の条件が決まっているため、人件費や工期を少なくして費用を抑えられるのが特徴です。
ただし、設計の自由度は低くなります。事前に決められたプランに沿って設計されるため、理想とするデザインの要望にハウスメーカー側が対応しにくくなるでしょう。その場合オプションとして追加費用がかかります。
規格化された平屋に次々とオプションを加えたら、最終的にフルオーダーのプランより建築費用が高くなってしまうケースもあります。規格住宅では自由に設計しにくい点を把握して、どのプランを採用するか検討しましょう。
安い費用で平屋を建てるなら伸和建設がおすすめ
項目 | 詳細 |
会社名 | 伸和建設株式会社 |
住所 | 三重県名張市桔梗が丘2番町5街区68番地 |
創業年数 | 1973年9月 |
公式サイト | https://hiraya-ie.com/ |
最後に、ローコストで平屋を建てたい方におすすめの伸和建設を紹介します。伸和建設は「シンプルで無駄のない平屋」がコンセプトの平屋住宅専門店です。
平屋のプランは30種類と豊富なラインナップを揃えています。また、設備は標準仕様となっていて、快適に過ごせるようになっています。そのため、設備の品質を落とさずローコスト平屋を設計することが可能です。
伸和建設は平屋モデルハウスの見学会も開催しています。気になる方は、伸和建設の公式サイトから見学会を予約して平屋を実際に見てみましょう。
まとめ
今回は、安い費用で平屋を建てる方法や間取り事例、注意点を紹介しました。
平屋をローコストで建てるには、シンプルな間取りを意識して設計することが大切です。規格化されたプランの採用や設備グレードを下げるなど、工夫すれば建築費用を抑えられます。
しかし、平屋は建てた後も費用が発生します。そのため、初期費用に予算をかけて電気代やガス代、修繕費など定期的に必要な費用を抑える方法もあります。ライフプランや予算を踏まえて、ローコスト平屋を目指しましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば幸いです。