「50代で家を建てるのは遅いかな?」
「50代で家を建てたいけどどんなところに注意すればいいの?」
人生の折り返し地点が過ぎた50代。仕事や子育てが一段落し、お金や時間に余裕ができた方も多い頃です。そんなタイミングでマイホームの購入や建て替えを検討する方が増えています。
しかし、一般的には家を建てるのは30~40代辺りだと思う方も多いです。50代で家を建てるには、どのようなメリット・デメリットがあるのかを理解しておくことが大切です。また、失敗しないためには、どのような点に注意すれば良いのか気になる方もいるはず。
本記事では、50代で家を建てるメリット・デメリットと、失敗しないためのコツについて解説します。ぜひ参考にしてください。
また、以下の記事では当メディアが厳選した平屋住宅を建てる際におすすめの住宅会社を紹介していますので、ぜひ一度お読みになってみてください。
50代で家を建てる割合は?
50代で家を建てる方は少なくありません。
注文住宅(新築)を建てる割合としては、30代が最も多く全体の約40%を占めていますが、50~60代で新築を建てる割合も全体の約20%を占めています。
50代で家を建てる割合は多くはないですが、マイホームを手にする年代としておかしくないことがわかります。さらに、注文住宅の建て替えに注目すると、50代が最も多く、全体の約55%を占めているというデータにも注目すべきです。
これには、長年住んできた家をリフォームではなく新築に建て替え、より快適で機能的な住まいにする選択が含まれます。50代は家族の独立や定年後の生活を見据えた住まいの選択が多く、将来を見据えた住宅計画を行う方が増えている傾向です。
50代で家を建てる3つのメリット
まずは50代で家を建てるメリットを3点ご紹介します。内容は以下のとおりです。
一つずつ解説していきます。これらは若い頃に家を建てた場合には得られないメリットであるため、ぜひ参考にしてください。
メリット1:収入や貯蓄が安定している
50代になると、収入や貯蓄が安定している方が多い傾向にあります。そのため、住宅ローンの返済や、家を維持するための費用を負担しやすくなります。
さらに、50代の方は住宅ローンの金利が低い傾向にあります。2023年11月現在、フラット35の金利は、年0.47%です。これは、30代の金利と比べても、0.1~0.2%程度低い水準です。
これらの理由から、費用面では50代での住宅購入はメリットと言えます。
メリット2:家族構成やライフスタイルが安定している
50代になると、子育てや仕事が一段落している方が多いです。子供が独立して家を出たことで、夫婦2人だけになっているケースも少なくないでしょう。
そんな場合、50代で家を建てれば、その時の自分のライフスタイルに合わせて家を設計できます。趣味のためのスペースを設けたり、家族との過ごし方に合わせて間取りや設備を自由に決めたりすることが可能です。
メリット3:理想の住まいをイメージしやすい
理想の住まいをイメージしやすいのは、注文住宅を建てる際に非常に重要です。具体的にイメージできれば、実際に完成した注文住宅での生活が始まった際の満足度が高くなります。
また、50代になると、人生経験や知識が豊富になるため、必要な情報を収集し判断しやすくなるのもメリットの一つです。費用や条件、理想のバランスをしっかり取ることで、満足のいく家を建てられる可能性が高くなります。
50代で家を建てる3つのデメリット
続いてデメリットを3点ご紹介します。いい面だけでなく、悪い面をしっかり把握することは、より良い家づくりにおいて非常に大切です。内容は以下の通りです。
順番に解説するため、ぜひ参考にしてください。
デメリット1:老後の資金計画が必要
老後の資金計画をきちんと立てることが、50代で家を買う際には非常に重要になります。理由は、住宅ローンと老後の生活費にあります。
まず、住宅ローンの返済期間が短くなってしまうため、毎月の返済額が大きくなってしまうでしょう。
次に老後の生活費が定年退職後に足りなくなってしまう可能性が高いです。そのため、住宅ローンの返済と老後の生活費の両方をまかなえるだけの資金が必要です。
デメリット2:住宅ローンの返済期間が短くなる
デメリット1でも取り上げた住宅ローンですが、50代で住宅ローンを組むと返済期間が短くなってしまいます。理由として、多くの金融機関で返済年齢が80歳までに設定されていることにあります。
返済年齢が決まっていると、そこに合わせて返済期間を設定しなくてはなりません。これにより必然的に20代~40代に比べて返済期間が短くなり、毎月の返済額が多くなります。
デメリット3:体力や体調に不安を感じる
50代になると、体力や体調の衰えを感じる人が増えてきます。そのため、家づくりに関して様々な不安を感じる可能性が高いです。建築中と新生活が始まってからの両方に懸念点があり、対策をとっておく必要があります。
建築中の場合、急な体調不良により打ち合わせが延期になる可能性があります。打ち合わせの延期が発生すると工期がのびてしまうことに注意が必要です。
また、建築が終わり、生活し始めてからは体力の低下により建設当初の想定よりも住みにくくなる可能性も考えられます。
これらを意識し、工期は余裕をもったスケジュールを意識しましょう。また、住宅は体力が落ちても負担にならない間取りや設備を採用することをおすすめします。
50代で家を建てる際の失敗しないためのコツ
ここからは、50代で家を建てる際の失敗しないためのコツについてご紹介します。内容は下記の3つです。
50代で家を建てようと思っている方はぜひ参考にしてください。コツを押さえて家づくりをすることで、納得いく家ができる可能性が高くなります。
予算をしっかりと決める
メリット・デメリットの項目で資金に関してご紹介した通り、50代で家を建てる際は資金面が非常に重要になります。そのため予算をしっかり決めることが大事です。
予算を決める際のポイントは住宅ローンの返済額、老後の生活費、諸経費を意識して決めることです。予算をしっかりと決めておけば家づくりだけでなく、それ以降の生活においても安心です。
ライフプランを明確にする
建てた家で生活していく際のライフプランを明確にしましょう。50代になると、20~40代のころとは異なった状況になっている方が多いです。
例えば、子供が独立していれば子供部屋は必要なくなりますし、親と同居であればバリアフリー化が必要です。
ライフプランを明確にすることで、どのような家を建てるか、どんな設備が必要か分かります。後悔しない家づくりのためにしっかり明確にしておきましょう。
複数の工務店から見積もりを取る
複数の工務店から見積もりを取り、比較検討することが、50代で失敗しない家づくりには非常に重要です。
自分にあった工務店を見つけられれば、理想の家を建てられるだけでなく、その工程でも満足いくサービスを受けられます。工務店を比較する際は下記に注意しましょう。
- 価格を比較する
- 担当者との相性をチェックする
- 施工実績を見る
- 工務店の経営状況が悪くないか見る
- アフターフォローや保証制度の有無
これらを踏まえて、自分に合った工務店を見つけましょう。
50代で家を建てる!考えておきたい資金計画のポイント
50代で家を建てる際は、ライフスタイルや将来の収入・支出を見据えた資金計画が重要です。
ここでは、50代で家を建てる際に考えておきたい資金計画の4つのポイントを紹介します。
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
老後資金を確保できるよう計画を立てる
50代で家を建てる場合、老後の資金計画をしっかりと立てることが必要不可欠です。住宅建設やローン返済に多くの資金を投入すると、老後の生活に必要な資金が不足するリスクがあります。
そのため、家を建てる際には、老後資金を確保するための戦略を明確にしておくことが重要です。一般的には、退職後の生活費、医療費、介護費用、レジャーや趣味の費用などを考慮する必要があります。
今後の支出を見積もり、年金や貯蓄などの収入源と照らし合わせて、将来にわたって必要な金額を把握しえ、突発的な支出にも耐えうる余裕を持った資金計画を心がけましょう。
借入期間は短めに
50代で住宅ローンを組む場合、借入期間を短めに設定するようにしましょう。
一般的に、借入期間が長いほど月々の返済額は低く抑えられますが、利息の総支払額が増えてしまいます。
50代で家を建てる際には、老後の収入が限られることを考慮し、可能な限り短期間での返済を目指すことが、経済的な負担を減らすポイントです。
定年までの収入をもとに完済できる返済期間を設定することが理想的であり、退職後の収入源に頼ることなく、老後の生活費や趣味に資金を回すことが可能になります。
しかし、返済期間を短くすると、その分月々の返済額が高くなるため、無理のない返済計画を立てることも意識してください。
現役時代の収入や貯蓄を有効に活用し、家計のバランスを見ながら返済額を調整しましょう。
無理のない範囲で頭金を準備する
頭金を多めに用意することで、借入額を抑え、月々の返済額を軽減できます。
50代で家を建てる場合、ある程度の貯蓄がある方が多いですが、そのすべてを頭金に使うのではなく、生活費や突発的な支出に備えて十分な余裕資金を残しておくことが重要です。
無理のない範囲で、可能な限り頭金を準備するよう心がけましょう。
収支のシミュレーションを作成する
50代で家を建てる際には、長期的な収支シミュレーションを作成することが非常に重要です。
収入源である給与や年金、退職金などを考慮しつつ、家の建設費用、住宅ローンの返済額、固定資産税、保険料、メンテナンス費用などの支出項目をリストアップし、収支のバランスを確認しましょう。
特に老後の生活を見据えた計画を立てることが、安定した生活のための鍵となります。例えば、退職後は収入が減少する一方で、医療費や介護費用が増える可能性は高いです。
これらを踏まえたうえで、無理のない返済計画を立てることが求められます。
50代で家を建てる際のリスクを最小限に抑え、将来に安心しながら、家を建てるようにしましょう。
50代で家を建てるなら伸和建設がおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 伸和建設株式会社 |
住所 | 三重県名張市桔梗が丘2番町5街区68番地 |
創業年数 | 1973年9月 |
公式サイト | https://hiraya-ie.com/ |
伸和建設は、奈良県全域と三重県の名張市や伊賀市で施工している工務店です。平屋住宅に特化したサービスの平屋の家や、大人かっこいい家のBELLO!など、様々なコンセプトのサービスを取り扱っています。
他にも超ローコスト住宅を専門に扱っているサービスもあるため、50代で家を建てる際に様々な選択肢を用意してくれます。例えば平屋であれば、バリアフリー化するのに非常に有利です。50代の家づくりを納得いくものにしてくれるでしょう。
以下の記事では伸和建設の口コミや評判、施工事例や会社の特徴などを詳しく解説していますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
本記事では、50代で家を建てるメリットやデメリット、失敗しないためのポイントや、おすすめの工務店について紹介しました。
50代はライフプランが明確になったり、生活に余裕が出てきたりすることで家を建てるのに非常に良い時期です。そんな時期に注文住宅を建てれば、きっとあなたの新しい生活をより良いものにしてくれるでしょう。
だからこそ、家づくりで失敗しないために本記事で取り上げた点をしっかり押さえてください。家づくりを成功させるためには、工務店選びが一番重要です。
本記事があなたの家づくりのお役に立てれば幸いです。
また以下の記事では、60歳以上の方も利用可能な住宅ローンである『リ・バース60』について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。