近年、注文住宅で注目を集めている平屋。以前は高齢者向けのイメージでしたが、バリアフリー性・開放感・デザイン性の高さから、幅広い世代に人気が広がっています。
しかし、「平屋ってそもそもどんな家？」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では、平屋とは何かという基本的な情報から解説していきます。
平屋の魅力やメリット・デメリット、施工実例まで紹介しますので、注文住宅を建てる際の参考にしてみてください。
また、以下の記事では当メディアが厳選した平屋住宅を建てる際におすすめの住宅会社を紹介していますので、ぜひ一度お読みになってみてください。
平屋とは？
まずは、平屋とは何かという基本情報を見ていきたいと思います。
それぞれ見ていきましょう。
平屋の定義と特徴
平屋とは、階数が1層のみの住宅です。場合によっては、1階建てや平屋建てと呼ばれることもあります。
2階建てや3階建てと異なり、階段がなく、すべての空間が1フロアで完結しているのが特徴です。
2階建以上の建物と比べ構造を単純化できるため、耐震面は有利といえます。また、上下階の移動がないので平面計画の柔軟性が高く、身体的な負担を軽減できる点などが特徴です。
平屋が選ばれる理由
近年、平屋が選ばれているのには以下のような理由があります。
- 高齢化社会とバリアフリーへの意識の高まり
高齢化社会が進んでいて、バリアフリー住宅へのニーズが高まっている点です。平屋は階段がなく、段差が少ないため、車椅子やベビーカーでの移動もスムーズに行えます。
平屋は、高齢者や小さな子どもも安心して暮らせる住まいとして最適です。
- 家族とのコミュニケーション重視
ワンフロアで生活できる平屋は、家族が顔を合わせやすく、自然とコミュニケーションが生まれる空間を実現します。共働きのご夫婦や子育て中の家族の、家族時間を大切にしたいというニーズにぴったりです。
- 開放感と自由な空間への憧れ
平屋は、2階建てや3階建てと比べて天井が高く、開放感のある空間が広がります。また、間取りの自由度が高い点も選ばれる理由です。LDKと和室を一体化したり、庭とLDKを繋げたり、自分たちの理想とする空間を自由に設計できます。
- ライフスタイルの変化
テレワークやリモートワークの普及により、自宅で過ごす時間が増えました。平屋は、ワークスペースや趣味の部屋などを作りやすいメリットがあります。
そのため、新しいライフスタイルに合わせた住まいとして選ばれています。
平屋のメリット
次に平屋のメリットを見ていきましょう。
それぞれ詳しく紹介します。
バリアフリーで安心安全な暮らし
平屋の最大の魅力は、バリアフリー性の高さです。玄関から室内、各部屋に至るまで、床の高さが全て同じワンフロアになっています。
そのため、段差につまずいたり転倒したりするリスクがありません。高齢者や小さな子どもがいても、安心して目を離せる環境を作れます。
また、廊下などの幅も広く設計されているため、車いすやベビーカーでの移動もスムーズです。高齢者の方でも、杖や歩行器を使って安全に生活できます。
開放感と広々とした空間
平屋は、2階建てや3階建てと比べて天井が高く、開放感あふれる空間が特徴です。リビングやダイニング、キッチンを一体化したり、大きな窓を設置したりすると、さらに開放感を高められます。
また、ワンフロア構造のため、風が家全体を通り抜けやすく、風通しが抜群です。夏は涼しく冬は暖かく、快適に過ごせるだけでなく、結露やカビなどの発生を抑える効果も期待できます。
家事動線の短縮で時短にも繋がる
平屋は、洗濯機から干す場所、たたむ場所、収納場所までが全て1フロアに位置します。そのため、洗濯に関する一連の作業を短時間で済ませられるのがメリットです。
忙しい現代人にとって、洗濯の負担軽減は大きなメリットといえるでしょう。
また、掃除機をかける、拭き掃除をする、ゴミを出すといった掃除も比較的短時間で効率的に行えます。特に、小さな子どもがいる家族にとっては、掃除がしやすい環境は大きな利点です。
家事動線が短縮されることで、家事にかかる時間も労力も大幅に軽減されます。家事の負担が軽くなれば、自由な時間を増やすことができ、趣味や家族との時間を楽しめるでしょう。
自由度の高い間取り設計
平屋は、ライフスタイルに合わせた間取り設計がしやすい点もメリットです。LDKと和室を一体化したり、庭とリビングを繋げたりと、家族構成やライフスタイルに合わせて、自由に設計できます。
また、床面積の広い平屋は、趣味の部屋やワークスペースなどを設けやすいというメリットもあります。音楽鑑賞を楽しんだり、DIYをしたり、テレワークを行ったり、自分たちの時間を充実させられるでしょう。
将来家族が増えたり、子供が独立したり、ライフスタイルが変わった場合にも、間取りを簡単に変更できます。壁や柱が少ない構造のため、リフォームやリノベーションがしやすく、長く住み続けられる点は、大きなメリットです。
耐震性・耐風性に優れている
平屋は、重心が低く、建物の揺れが少ないため、地震に強い構造といえます。また、2階建てや3階建てと比べて壁が多いため、耐震性も高く安心です。
また、2階建てや3階建てと比べると風を受ける面積が小さいため、台風にも強い構造と言われています。屋根の形状も工夫すれば、風による被害も防げてさらに安心です。
耐震性・耐風性に優れている平屋は、地震や台風などの災害が発生しても、倒壊などのリスクが低く、安心して暮らせるでしょう。
平屋のデメリット
次に、平屋のデメリットを解説していきます。
メリット・デメリットの両方を理解して検討していきましょう。
建築費用が高くなる
平屋は、2階建てと比べて床面積が広くなります。そのため、基礎や屋根などの構造躯体や、外壁、内装材などの材料が多くなってしまうのが実際です。
具体的には、以下のような材料や工費が2階建てよりも増加します。
- 基礎：基礎面積が広くなり、基礎にかかる費用も増加
- 屋根：屋根面積が広くなり、屋根材や棟上げなどの費用も増加
- 外壁：外壁面積が広くなるため、外壁材や塗装などの費用も増加
- 内装材：内装面積が広くなるため、壁紙や床材などの費用も増加
- 造作工事：キッチンや浴室などの造作工事が多くなるため、費用も増加
そのため、建築費用が通常の住宅より高くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。
広い土地が必要
平屋は、2階建てと比べて床面積が広いため、広い土地が必要です。これは開放感と広々とした空間を実現するために必要な条件でもあります。
しかし、広い土地が必要となることで、土地代が高くなる点がデメリットです。
都市部などの土地価格の高い場所では、特に平屋の広い土地を確保することは困難になり、土地代が高くなります。予算内で希望の広さの土地を見つけられるかどうかが、平屋実現の大きなハードルとなるでしょう。
プライバシー確保が難しい
平屋は、ワンフロアで生活するため、家族間のコミュニケーションが取りやすいメリットがあります。その一方で、プライバシー確保が難しいという点はデメリットです。
これは、2階建てと比べると視線が遮断されにくく、プライベートな空間が丸見えになるのが原因といえます。特に、子どもがいる家族にとっては、個室で勉強や遊びに集中したい時などに困るかもしれません。
日当たりや風通しに配慮する必要がある
平屋は、2階建てと比べて建物全体が低いため、日当たりや風通しを確保することが難しい可能性があります。日当たりや風通しが悪い家は、室温が高くなりやすく、結露やカビなどの発生原因にもなるでしょう。
また、じめじめした空間は、快適性に欠けるだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのような事態にならないためにも、設計段階で日当たりや風通しのシミュレーションを行うことが大切です。
平屋の施工事例
ここからは実際の平屋の事例を見ていきましょう。
それぞれ紹介します。
開放的な空間が広がる高天井とウッドデッキの平屋
こちらは、開放感あふれるウッドデッキのある平屋です。高い天井や大きな窓が開放感を演出しています。
リビングから出られるウッドデッキは、庭へとつなげ、広がりを演出しました。
家事動線スムーズ！高天井で開放的な平屋暮らし
こちらは高天井が特徴の、開放感ある平屋です。壁や天井をホワイト系でまとめることで、明るさも感じられます。
パントリー収納とキッチンを近くにし、家事動線も考えてつくられました。
ゆったりと自分らしい時間を過ごせる平屋
31坪の広々とした平屋は、LDK、各居室、水周りを回遊できる間取りで、家事ラクを実現しました。家族が自然と顔を合わせ、コミュニケーションを育む空間です。
寝室には、プロジェクター付き照明『ポップインアラジン』を設置しました。寝る前に映画を楽しめる、特別な空間となっています。
平屋住宅を建てるなら平屋の家がおすすめ
ここまで平屋について詳しく紹介してきました。平屋の家を建てる際におすすめの会社は、伸和建設株式会社です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 伸和建設株式会社 |
| 住所 | 三重県名張市桔梗が丘2番町5街区68番地 |
| 創業年数 | 1973年9月 |
| 公式サイト | https://hiraya-ie.com/ |
伸和建設株式会社の平屋の家は、平屋住宅専門店です。奈良県・三重県を中心に、660万円〜の新築平屋住宅を手がけています。
注文住宅だけでなく、規格住宅も扱っています。デザイン性、機能性、高性能住宅性能を兼ね備えた平屋づくりが得意です。
モデルハウス見学会なども定期的に行っていますので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
また、以下の記事では伸和建設の口コミや評判、施工事例や会社の特徴などを詳しく解説していますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
今回は、平屋について詳しく紹介してきました。平屋は開放感があり広々とした空間が魅力の住まいです。
しかし、2階建てと比べると建築費が高くなったりというデメリットもあります。メリット・デメリットを理解したうえで、平屋の家を建てるかどうか決めていきましょう。
もし平屋の家を建てたいと考えるのであれば、伸和建設株式会社がおすすめです。平屋住宅専門店の『平屋の家』では、高品質な住宅でありながら、660万円からと求めやすい価格を実現しています。
豊富なプランから選べるため、気になる方は完成見学会やモデルハウスの見学等に足を運んでみてください。
この記事があなたにとって、平屋住宅づくりの参考になりますように。
