平屋住宅は、バリアフリーや開放感など、多くの魅力が詰まった住まいです。しかし、2階建て住宅と比べて坪単価が高くなるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、平屋住宅の坪単価の目安と内訳や坪単価を抑える方法について詳しく解説します。この記事を参考に、あなただけの理想の平屋住宅を、予算内で実現するためのヒントを見つけてください。
また、以下の記事では当メディアが厳選した平屋住宅を建てる際におすすめの住宅会社を紹介していますので、ぜひ一度お読みになってみてください。
平屋住宅の坪単価の目安・内訳
平屋住宅の坪単価は、木造の場合で40万円〜60万円程度が一般的です。ただし、使用する材料や設備、構造、デザイン、依頼する業者などによって大きく変わってきます。
たとえば、鉄骨など他の構造や、こだわりの材質・素材を使用する場合には、70万円を超えることもあります。
坪単価の内訳は以下の通りです。
- 構造躯体:約30%
- 外壁・屋根:約20%
- 内装・設備:約30%
- その他:約10%
構造躯体は建物の骨格となる部分であり、最もコストがかかります。外壁や屋根は、耐震性や断熱性を左右する重要な部分で内装や設備は、キッチンや浴室などのグレードによって費用が変わってきます。
坪単価はあくまで建築費用の目安であり、全体のコストを知ることはできません。希望の広さと坪単価を掛けると、おおよその建築費用を算出できます。
上記の点を踏まえて、それぞれ見ていきましょう。
広さ別・構造別
坪数が大きくなるほど、使用する材料や設備が多くなるため、坪単価も高くなる傾向があります。高価な材料や設備を採用したり、こだわりの間取りやデザインを採用したりすると、坪単価が大幅に上がることも考えられます。
そのため、以下の表はあくまでも目安として見ておきましょう。
部屋の数 | 広さ(坪数) | 坪単価 |
---|---|---|
1LDK | 18~20坪 | 40~60万円 |
2LDK | 22~25坪 | 40~60万円 |
3LDK | 27~30坪 | 50~70万円 |
4LDK | 30~33坪 | 50~70万円 |
全国平均・地域別
住宅金融支援機構が2023年に発表した「フラット35利用者調査」によると、平屋を含めた住宅の種類ごとの坪単価の目安は以下の通りです。
区分 | 所要資金 | 住宅面積 | 坪単価(目安) |
---|---|---|---|
土地付き注文住宅 | 4,694万円 | 約34坪 | 138万円 |
注文住宅 | 3,717万円 | 約37坪 | 100万円 |
戸建住宅 | 3,719万円 | 約31坪 | 120万円 |
所要資金から住宅面積を割って坪単価を算出してみると、坪単価の相場は100万円以上という結果になりました。上記はあくまでも目安であり、実際の坪単価は使用する材料や設備、構造、デザイン、依頼するハウスメーカーなどによって大きく変動します。
坪単価は、住宅購入費用の総額を知るための一つの目安となりますが、土地代や諸費用などを含めた総額を知るためには、ハウスメーカーに見積もりを取ることが重要です。
平屋住宅と2階建て住宅の坪単価比較
ここからは、平屋住宅と2階建て住宅の坪単価の比較をしていきます。
それぞれを理解して、平屋住宅を建てるかどうかの参考にしてみてください。
メリット・デメリット
- 坪単価は平屋の方が高い
同じ程度のグレードであれば、一般的に平屋のほうが坪単価は高いといえます。ただし、坪単価だけで家が建つわけではないため、ほかの要素も確認しておきましょう。
- 総工費は平屋の方が安い
一般的に同程度のグレードであれば、平屋よりも2階建ての方が総工費は高くなるといえます。平屋に比べると、2階建ては延床面積が広くなることが多く、その分必要な材料や工費が多くなるからです。
また、2階建ての場合、階段や2階分の水回りの設備が必要となります。これらの設置や工費も、総工費に影響するのです。
- 固定資産税は平屋のほうが高い
同じ延床面積の場合、平屋の方が固定資産税が高くなる傾向があります。平屋は2階建てと比べて広い土地が必要です。
固定資産税は土地の広さによって決まるため、土地の広い平屋の方が高くなってしまいます。また、平屋は2階建てと比べて基礎や屋根の面積が広くなります。
そのため、建物部分の評価額も高くなりやすく、固定資産税が高くなってしまうのが実際です。
- メンテナンスコストは平屋のほうが安い
一般的に、平屋の方が2階建てよりもメンテナンスコストが安いと言われています。まず一つ目の理由として、足場代が節約できるからです。
2階建ての場合、外壁の修理などに足場を組む必要があります。しかし、平屋の場合は低い位置で作業できるため、足場代を節約できます。
次に、屋根の面積が小さくなるという点です。平屋は2階建てと比べて屋根の面積が小さくなるため、メンテナンス費用も抑えられるのが特徴です。
また、平屋は2階建てと比べて配管がシンプルになるため、水漏れなどのトラブルが少なくなります。
坪単価差の要因
一般的に、同グレードであれば、平屋の坪単価の方が高くなる傾向があります。理由は主に2つです。
- 延床面積が小さくなる
坪単価は『本体工事費÷延床面積』で計算されます。平屋は、2階建てと比べて延床面積が小さくなるため、坪単価が高くなってしまいます。
- 基礎や屋根の面積が広くなる
平屋は、2階建てと比べて基礎や屋根の面積が広くなります。そのため、使用する材料や工費が多くなり、坪単価が高くなってしまうのが実際です。
平屋住宅の坪単価を抑える方法
ここからは、平屋住宅の坪単価を抑える方法を紹介していきます。
それぞれ見ていきましょう。
間取りを工夫する
平屋住宅は、間取りの工夫によって坪単価が抑えられます。たとえば、廊下を極力減らす方法があります。
廊下は、居住スペースではありません。そのため廊下を減らし、LDKと居室を直接つなぐ、また廊下を収納スペースとして活用するなどの方法で間取りを工夫しましょう。
また、建築コストがかかる壁を減らすと、材料費の節約が可能です。部屋をワンルームにしたり、引き戸やオープンキッチンを活用したりなどの方法があります。
同じように材料費を減らすために、凹凸が多い間取りをやめ、シンプルな形状にするのもおすすめです。正方形や長方形の部屋にしたり、斜め壁や多角形の部屋を避けたりしましょう。
家電や設備のグレードを下げる
高価な設備は、坪単価を押し上げる要因となります。家電や設備のグレードを下げることで、坪単価を抑えながら理想の平屋住宅を建てることは可能です。
キッチンは、坪単価に大きく影響する設備の一つです。高価なシステムキッチンではなく、シンプルなユニットキッチンを選ぶことで、コストダウンできます。
また、カウンターや吊り戸棚は必要最低限のものにする、家電は自分で用意するなどの方法もおすすめです。
浴室も坪単価に大きく影響する設備です。高級ユニットバスではなく、シンプルな在来工法の浴室を選べば、コストダウンできます。シンプルな浴槽やタイルを選んだり、オプション機能は必要最低限にしたり、浴室乾燥機は後付けにしたりなどがおすすめの方法です。
トイレは、タンク式トイレではなくタンクレストイレを選べば、空間を広く使えるだけでなく、節水にもなります。他にも、建具は高価な天然木ではなく、合板や樹脂などの建具を選ぶ、ドアや窓枠はシンプルなデザインのものにするなどでコストダウンすることも可能です。
自分でできる作業を増やす
自分でできる作業を増やすことで、坪単価を抑えながら理想の平屋住宅を建てられます。たとえば、外壁や内装の塗装は、自分でもやりやすい作業です。
必要な道具や塗料はホームセンターで購入できますし、業者に依頼するよりも費用を大幅に節約できます。
DIYが得意な方であれば、棚やカウンターなどの造作も自分でできる作業に入ります。同じように庭のガーデニングも自分で作業できる部分で、業者に依頼するよりも費用を大きく節約可能です。
ローコスト住宅メーカーを選ぶ
平屋住宅の坪単価を抑えるには、ローコスト住宅メーカーを選ぶのがおすすめです。ローコスト住宅メーカーは、坪単価を抑えながら、高品質な住宅を提供しています。
平屋住宅に特化した規格住宅を扱っているメーカーなら、自由度は低くなりますが、設計期間が短縮でき、コストダウンにつながります。
注文住宅の場合には、複数のローコスト住宅メーカーからまとめて見積もりをとるのがおすすめです。複数の業者からまとめ見積もりを取ることで、適正な価格がわかります。
平屋住宅を建てるなら伸和建設株式会社がおすすめ
ここまで平屋の坪単価や、コストを抑える方法を紹介してきました。
コストを抑えるにはローコスト住宅メーカーに依頼する方法があります。そこで今回紹介したいのが、伸和建設株式会社です。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 伸和建設株式会社 |
住所 | 三重県名張市桔梗が丘2番町5街区68番地 |
創業年数 | 1973年9月 |
公式サイト | https://hiraya-ie.com/ |
伸和建設株式会社の平屋の家は、平屋住宅専門店です。お客様のライフスタイルに合わせた、理想の平屋づくりをサポートしています。
伸和建設の平屋は、単に平屋というだけでなく、「今どきの暮らし」を叶える工夫が凝らされています。
施工事例
広いポーチと軒下が特徴的な平屋です。LDKには、天井まで広がる大開口窓を採用しました。
高い位置からの採光により、自然光が降り注ぎ、驚くほど明るく開放的な空間を実現しています。日中は照明なしでも十分な明るさを確保でき、開放感あふれるリビングで快適に過ごせるのが特徴です。
口コミ
価格については、よくわからないですが納得いく金額だと思います。
引用元:マンションコミュニティ
大手よりは必ず安くていいものが建つと思います。
メンテナンスも、対応イイです。
スピードが遅い時もありましたが、ちゃんと最後までしっかり対応してくれます。
こちらの方によると、迅速かつ丁寧な対応に満足されているようです。長く安心して暮らせる家づくりをサポートしてくれる業者であることが伺えます。
また、具体的な金額は明記されていませんが、大手ハウスメーカーと比較して安価で質の高い家づくりができるといった点にも満足しているようです。
以下の記事では伸和建設の口コミや評判、施工事例や会社の特徴などを詳しく解説していますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
今回は、平屋の坪単価の相場や費用を抑えるポイントについてみてきました。2階建てと比べると平屋は坪単価が高くなる傾向があります。
少しでも費用を抑えられるように、自分でできる部分は自分で作業したり、間取りを工夫したりなどするのがおすすめです。ローコスト住宅メーカーで平屋を建てるのも、坪単価を抑えるポイントです。
今回紹介した平屋住宅専門店の『平屋の家』では、高品質な住宅でありながら、660万円からと求めやすい価格を実現しています。豊富なプランから選べるため、気になる方は完成見学会やモデルハウスの見学等に足を運んでみてください。